まさやのへや。

徒然なる日々を忘れないための備忘録、です。

日経MJプレミアムゼミナール 「ものづくりを超えたイノベーション」③ 


日経MJプレミアムゼミナール 「ものづくりを超えたイノベーション」①
日経MJプレミアムゼミナール 「ものづくりを超えたイノベーション」②



ネスレ日本 アイデアの源泉

話を聴いていると、ネスレ日本という会社は本当に面白い。

話の前段階で出たのは、取締役の評価。

一般的な企業が重きを置く「増収増益」なんて当たりまえ。

昨年度は増収の伸びが少なかったために、

取締役全員報酬10%カット!

…シビアですね。


そんな会社が全社を挙げて取り組んでいる仕組みがある。

それが「イノベーションアワード」という表彰制度。

社員全員に参加の資格があるもので、自分の顧客の問題解決の

アイデア出しとテストを行って発表するというもの。

テストには、当然コストがかかるが、それも認められている。

(テスト費用の捻出は、社内教育研修費のカットだそうです)


優秀賞を取ると100万円の報奨金が!

さらに、ネスレ本社のあるスイスへ旅行に行けるのだとか。

もちろんペアチケット(笑)



この取り組みで生まれたアイデアの一つが「焼キットカット」。

夏場はチョコレートの売上が30%ちかく落ち込むため、

キットカットを主力とするネスレには頭の痛い問題だった。

ある従業員が考えたのは、「チョコは焼いたら溶ける?」

それをテストしてみたところ、サクサク感が生まれたもの。

これをメディア戦術で流行らせ売上を上げた、ということです。


「イノベーションアワード」の社内事情

この取り組みの社内事情で3つオモシロい話がありました。


まず、この企画に参加しない従業員は出世できない。

評価制度に組み込まれており、更にその上司も巻き込まれる。

この徹底ぶりが、継続の秘訣かと思いました。


2つ目が、優秀賞に選ばれる従業員の特徴。

それは、いわゆる評価されている従業員ではなく、

どちらかというと出世街道にいない方が選ばれることが多いそう。

何事も無難にこなす人が上司からも好かれやすいことが原因で

そういった方からは奇抜なアイデアが出てこない、とのことです。


最後に、取締役の教育ツールになること。

この取り組み開始当初、取締役で表彰対象を選ぶのですが

高岡社長とほかの取締役が選ぶアイデアが全くちがう。

取締役も同様に評価されてきた方々であり、奇抜なアイデアより

現実的なアイデアを好んで選んでいたことが理由だそうです。

そのため、開始してから3年間程度は、高岡社長が選んだものを

優秀賞にし、取締役の見る目を養っていたそうです。




と、非常に参考になる講演でした。

取り入れやすい例を出していただいて、どう応用しようか思案中…。

んー、自分もリノベーションは起こせてもイノベーションは無理だな(笑)

スポンサーサイト

Comment

Add your comment